任意保険加入者の約9割がつけている！？「人身傷害補償保険」の補償内容やその魅力について
任意保険に加入している人の9割以上がつけているとされる「人身傷害補償保険」。その魅力といえば、被害者や加害者の「過失割合」に関係なく一定の補償を受けられるということです。
ここでは、任意保険に付帯できる人身傷害補償保険の補償内容やメリット、そのほか搭乗者傷害保険との違いについてまとめています。
目次
「人身傷害補償保険」の補償内容や保険金の支払期日について
人身傷害補償保険では、交通事故が原因で負った「怪我の治療費用」や「入院費用」、そして「休業損害」などにかかった「損害が実損として補償される」ことが大きなポイントです。
そのほか、保険の契約者が歩行中に起きた事故の損害についても補償を受けることができます。
人身傷害補償保険の保険金支払い期日
通常の任意保険は、示談交渉や後遺障害の認定が済むまでは損害賠償請求額が決まらないという理由で、保険金が支払われるまでに時間がかかります。
一方で、人身傷害補償保険の場合は相手方との＠示談交渉を待たずに保険金を受け取れる」ことがメリットの一つです。
任意保険加入者の約9割が人身傷害補償保険に付けているというだけあって、その補償範囲の広さと補償内容には定評があります。
人身傷害補償保険の最大のメリットは？
◎過失割合にかかわらず補償が受けられる
人身傷害補償保険は補償が充実していることや補償範囲の広さから、比較的保険料が高い保険といわれていますが、「過失割合にかかわらず補償が受けられる」ということが最大のメリットといえるでしょう。
◎自費で支払うリスクを回避する
交通事故が原因で怪我や後遺障害、死亡といった被害を受けた被害者は、加害者側の自賠責保険から最低限の補償を受けることができます。しかし、事故を起こした加害者自身にすべての過失があるときには、自身の怪我などに対して自賠責保険の補償を適用することができません。そのため、自身の怪我の治療費用などはすべて自費で支払う必要があります。
このような事態に陥らないためにも、任意保険の加入は必要不可欠です。中でも、過失割合に関係なく契約者が補償を受けられる「人身傷害補償保険」に入っておくことで、過失に関係なく補償を受けることができます。
人身傷害補償保険と「搭乗者障害保険」との違いは？
人身傷害補償保険とよく比較されることが多い保険に、「搭乗者障害保険」があります。
補償される内容は似ていますが、補償される損害や補償額などには大きく異なる点があります。
補償範囲の違い！
人身傷害補償保険・・・怪我や後遺障害、死亡による損害に対して補償が受けられます。
搭乗者傷害保険・・・後遺障害、死亡による損害にのみ補償が受けられます。
補償額の違い！
人身傷害補償保険・・・事故が原因で実際にかかった治療費などの損害に対して保険金（実損払い）が支払われます。
搭乗者傷害保険・・・怪我の度合いや症状、部位によって予め契約していた限度額に沿って「定額払い」されます。
任意保険に付帯できる保険として「人身傷害補償保険」は全体の9割ほどの方に支持されている魅力満載の保険です。
交通事故の多くはいくら注意していても、自分自身にも過失があったということが少なくなりません。このようなときに、人身傷害補償保険をつけておくと非常に便利で、いざというときにも安心でして補償を受けることができます。
人身傷害補償保険をつけていると歩行中に起きた事故にも補償が適用されるため、さまざまなシチュエーションにも柔軟に対応することができます。任意保険への加入が推奨されていますが、それと同時に人身傷害補償保険への加入もぜひご検討ください！