交通事故治療BIZ

効果的な治療法を選びたい!整形外科で受けられる交通事故治療とは?

整形外科とは、運動器官(骨や関節、筋肉や腱、靭帯や脊髄、神経、骨盤、軟骨など)に関連する怪我(外傷)や病気を治療します。交通事故により死傷した人の多くがまずは医療機関、なかでも整形外科を受診するようになります。

交通事故による怪我の治療を受けられる整形外科にはいくつか種類があり、それぞれにメリットやデメリットがあります。また、整形外科で受けられる主な交通事故治療や治療期間などについても色々と把握しておくと安心です。

 

交通事故治療が受けられる整形外科の種類

整形外科は、「総合病院」や「大学病院」、さらに「個人で開業した整形外科院」があります。

 

大きな病院のメリットやデメリット

大きな病院の整形外科の場合は、MRI検査などの精密検査を受けられることがメリットです。一方で、患者が多いことから診察や治療を受けるまでの待ち時間が長いことはデメリットといえます。

 

個人開業の整形外科院のメリットやデメリット

個人開業の整形外科院は自宅の近くにあることが多いため、通院しやすいことや総合病院よりも待ち時間が少なく済むといったメリットがあります。一方で、総合病院のような精密検査機器が揃っていないことも多く、大きな手術をする設備も整っていないので怪我の状態によっては大きな病院の整形外科を受診するようになります。

 

 

整形外科で治療する主な症状

整形外科ではまず、自覚症状や外部の傷の状態をみながらさまざまな検査を行います。

レントゲンやMRI検査などで異常が見つかったときには、必要に応じて外科手術を受けます。

 

手術が必要となる主な症状とは?

手術が必要となる主な症状には「骨折」や「裂傷」などがあります。

見ただけでは分からない症状でもレントゲンやMRI検査から発見されることがありますので、交通事故にあったときには怪我の状態や痛みの有無に関わらず、必ず医療機関で精密検査を受けるようにしましょう。

 

リハビリテーションが効果的な症状とは?

関節などに痛みが生じているときは、ントゲンなどの検査では異常が発見されないことがあります。そのときは、整形外科の「リハビリテーション(以下リハビリ)」を行うことにより症状が改善することがあります。痛みがあるときには早いうちに主治医に相談してみましょう。

 

 

整形外科での交通事故治療法とは?

整形外科では、怪我の状態に応じて必要であれば外科的手術を受けます。

 

手術後の治療法

怪我が重症のときには外科手術を受けます。手術後は傷の回復をみながら、週に数回歩行訓練や日常生活の動作を取り戻すためのリハビリテーションを受けます。交通事故では、骨折やそのほかの外傷などの目にみえる症状や、検査によって発見された症状について治療を受けることができます。

 

症状が重症でない場合

症状が重症でないと判断され手術も必要でないときには、腫れや熱を持っている部分に湿布薬を、痛みが激しいときには痛み止めなどの薬を処方されます。

検査をしても異常が見つからないような「むちうち症」などの症状に対して整形外科では湿布薬や痛み止め薬の処方といった処置のみであり、根本的な回復には至っていないともいえます。

 

 

整形外科での交通事故治療にかかる期間

交通事故により負った怪我の度合いにより異なりますが、短い人であれば1週間ほど、骨折した人や手術を受けた人であれば長くて3カ月以上の治療が必要になります。

 

リハビリや治療を続ける必要性

目にみえる外傷は手術によって回復したとしても、症状によっては後遺症が残ることがあります。そのようなときは、症状が悪化しないように引き続きリハビリや治療を続ける必要があります。

治療期間が長くなるほど完治を諦めて通院しなくなる人もいますが、通院を怠ってしまうと加害者側の保険会社から「治療費の支払いを打ち切り」されてしまうことがあるため気をつけましょう。また、後遺障害認定を受けようとしたときにも、通院記録の有無で「認定される等級数などに影響がでる」可能性がありますので注意が必要です。

病院の医師から「これ以上治療を続けても回復する見込みがない状態(症状固定)」と判断されるまでは地道に治療を続けていくことが大切です。

 

 


整形外科で受けられるような交通事故による怪我は、外科手術が必要になるような目にみえる症状が多いようです。一方で、むちうち症や腰痛といった慢性的に続くような症状には根本的な治療法が乏しいということも覚えておきましょう。

治療を進めていくうちに一向に怪我の状態が良くならないときは、主治医に相談のもと治療法を変えるなどして完治を目指すことが大切です。