【車両保険の基本】自動車保険で車両保険はつける？つけない？保険料を安くするためには？

任意の自動車保険に加入するときに「車両保険をつけるか、つけないか」で悩む方が多いのではないでしょうか。

車両保険をつけるかどうかについては、車両保険の基本的な補償内容やメリット、そしてデメリットをみながら決めていくと良いでしょう。

 

車両保険とは？

任意の自動車保険の一つに「車両保険」という保険があります。

これは文字どおり「自動車の損害を補償する」ための保険です。ほかの保険では、おもに人や物の損害に対する補償ができますが、車両保険では「車を対象にした損害を補償」することができます。

 

◎自動車の損害を補償する場合

自動車の損害を補償する場合とは、たとえば「交通事故により車が破損して、修理費用が発生したとき」です。そのほか、自然災害により車が壊れてしまったとき、悪戯によってキズや落書きをされてしまったとき、自損事故が起きて車を修理せざるを得ないときにも車両保険の補償範囲となっています。

 

◎ほかの保険より保険料が高くなる傾向にある

車両保険は、自動車の修理費用が補償されることもあり、ほかの保険と比べると「保険料が高く」なります。

高額な値段で購入した新車であれば、修理をするときにも費用が多くかかってしまうので念のために車両保険をつけておくと安心です。一方で、中古で安く買った車があれば、少しくらいのキズは気にしないから車両保険はいらないとも考えることもできます。

車の値段に関係なく車両保険がついていないと不安というときには、車両保険をつけたほうが安心です。

 

 

車両保険のエコノミータイプで保険料が安くなる？

車両保険をつけたいけどどうしよう・・・と悩んでいる方は、車両保険のタイプの特徴と保険料などを比較検討しながら希望に合ったバランスのいい保険を選択していきましょう。

 

・車両保険のタイプ

保険会社によって若干名称が違うことがありますが、車両保険のタイプには「一般車両保険タイプ」や「エコノミータイプ+限定A」、「エコノミータイプ」、「限定Aといったタイプ」に分かれています。

 

・保険料を安く抑えたいときにはどうしたら良い？

車両保険をつけたいけど保険料は安く抑えたい、といったときに保険料を節約できるのが「エコノミータイプ」です。

エコノミータイプの補償範囲は「車対車の事故」にだけ限られるだけでなく、保険料の安さにつながっているといえます。

自動車の損害に対して幅広い補償が受けられる「一般車両保険」に比べると、補償できる範囲がかなり狭まります。しかし、何よりも保険料を安く抑えたいというときには、エコノミータイプを選択することが多くなりそうです。

 

 

車両保険をつけるメリットやデメリットについて

・車両保険をつけるメリット

車両保険をつけるメリットは、保険のタイプによっては「自動車の損害に対してほぼすべてを補償できる」ということです。

車対車の事故はもちろんのこと、台風や洪水などで自動車に被害を受けたとき、駐車していたときに落書きやキズを付けられたとき、相手がいない自損事故を起こしてしまったときなど、契約をしていた車が損害を受けた場合に補償を受けることができるので安心です。

 

・車両保険をつけるデメリット

反対に車両保険をつけるデメリットは、「保険料が高くなる」ことから経済的負担があるということです。補償範囲が広いほど保険料は上がるため、自動車の修理は自費でして、対人補償と対物補償を充実させたいと考える人が多いようです。

 

 

車両保険料を下げるためのポイント！

補償額が低く保険料が高い車両保険に注意！

車両保険から受けられる補償額は、あらかじめ契約をする自動車の「時価」をもとに算出した金額です。時価は車の車種や年式などにより決まるため、年を重ねるごとに時価は下がっていきます。

時価が下がると受けられる補償額も下がります。そのため、乗っている年数が長いにも関わらず、保険料が高いタイプの車両保険を付けていてはもったいないです。保険は１年契約のことが多いので、状況をみて保険内容の見直しをするようにしましょう。

 

免責を設定する！

車両保険料を下げるためには、「免責を設定する」ことがポイントです。

免責とは、自動車の修理代として○○万円までなら契約車が自費で支払いをするといった金額をあらかじめ決めておく方法です。免責を5万円にしていたときに車の修理が必要になり、そのときの修理代が40万円であったときは、契約者の自己負担は５万円で保険会社からは残りの35万円が保険金として支払われるようになります。

免責を0円にしておくよりは免責をある程度設定しておくことで、車両保険料が節約できることを覚えておきましょう。

 

 

 

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車両保険をつけることにはメリットやデメリットがありますが、保険会社によっては保険のタイプを混合させて料金を抑えたり、補償内容を充実させて費用効果を高めたりと工夫を凝らしています。さまざまな点を考慮にいれながら、本当に車両保険が必要かどうかを慎重に判断して決めるのがベストでしょう。