健康保険（けんこうほけん）

「健康保険」とは、全ての日本国民に加入が義務付けられている制度のことです。

健康保険は、共済組合保険、国民健康保険、後期高齢者医療制度という種類に分けられます。交通事故治療における健康保険は、事故により負った怪我などに対して、医療費や現金が支給される仕組みになっています。交通事故による怪我に関しては、事故の加害者が医療費を支払うのが原則ですが、場合によっては直ぐに医療費を支払ってもらえないときがあります。そのような時には、交通事故の被害者の健康保険を使って医療費を支払うことで、自己負担額を極力下げることが可能になるのです。尚、被害者の健康保険を使った交通事故治療には、「第三者行為による傷病届」を提出する必要があります。健康保険を用いた交通事故治療では、自己負担額が年齢により異なります。義務教育の就学前である乳幼児の場合は「2割の自己負担」となり、70歳以上の方は「1割の自己負担」、そして義務教育就学後から、70歳未満の方の場合は「3割の自己負担」となります。