等級制度（とうきゅうせいど）

自動車保険における「等級制度」とは、保険に加入する人それぞれに合う保険料を算出するための等級を定める制度のことです。任意で加入できる自動車保険では、等級が1級から20級と分かれており、保険を契約してから1年間の無事故であった場合は、翌年から等級が1級上がります。等級の数値が多いほど保険料が安くなることから、等級を維持し、等級を上げていくことが大切です。途中で保険会社を変えたとしても、前の保険会社で契約した保険の等級を新しい保険会社の等級に引き継ぐことができます。尚、等級制度のリスクとして、等級が1級になった場合は注意が必要です。等級が1級になると、翌年度に契約を更新できない可能性が生じます。等級を一旦リセットすることもできますが、その後は、最低でも13カ月間は任意保険への加入ができないことから、自賠責保険のみで長期間運転をせざる負えない状況に陥ってしまいます。