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経過観察が大切!交通事故の数日から数か月後に起こりやすい症状とは?

交通事故による怪我とは、事故直前に起きている怪我だけではなく、事故から数日、数か月と経過したあとに生じた症状に対しても当てはまることがあります。

交通事故の状況によっては追突されただけで目立った外傷もなく、壊れた物だけを修理してもらえばいいと軽く考えてしまいがちですが、気付かないうちに事故による症状が生じている場合があるのです。

そこで今回は、交通事故から数日後や数ヵ月後に起こりやすい怪我や症状についてまとめています。以下のような症状が起きているときには、できるだけ早く医療機関で診察、治療を受けるようにしましょう。

 

数日後に生じる体調不良や症状は頭痛・首の痛み・発熱

数日後に生じる体調不良

交通事故による目立った外傷がないときでも、事故発生から数日後に体調に変化が現れることがあります。

事故から数日後に現れやすいことには、「首周辺に起こる痛み」や「頭痛」、「首をうまく動かせない」、「熱っぽい」などの症状があります。事故当時は、興奮状態に陥っていることが多いため、こういった痛みを感じなくなっていることが多いようです。

痛みや熱があるときには、患部を極力動かさないようにネックカラー(頚椎カラー)を装着して患部を安静に保ちます。

痛みや熱が治まってきたら早期に治療を開始しますが、交通事故との因果関係を証明するためにも念のため医師による診断書をもらっておくと安心です。交通事故治療は長期化することが多く、加害者側に治療費や適正な損害賠償金を請求するために医師からの診断書はとても重要な書類になります。

 

数か月後に生じる体調不良や症状とは目眩(めまい)・食欲不振

数か月後に生じる体調不良や症状

交通事故発生から数週間、または数か月後にでてきた症状は、事故による衝撃の強さによってさまざまです。症状に気付いたときにはすでに慢性化していることもありますので注意が必要です。

痛みが生じてきたら医療機関で検査を受けて、早いうちに治療を開始するようにしましょう。なかには、交通事故による精神的な不安やストレスによってPTSD(外傷後ストレス障害)を発症してしまい、体調不良や食欲不振、不眠、めまい、目がかすむなどといった症状を併発する可能性もあるからです。

交通事故で負った身体の異常や症状には、回復や治癒までに長い治療期間がかかる可能性が高いとされています。治療をすることで体調が良くなっていると感じていても普段の生活や仕事、天候、季節の変わり目、精神的なストレスなど、日によって症状が重く感じられることもあるからです。

場合によっては、これ以上治療をしても回復が見込めないといったときには、適切な申請をして「後遺障害など級認定」を受けることがあります。

 

「軽い怪我だから大丈夫」という自己判断の危険性とは?

交通事故に遭ったときには症状に関わらず、医療機関で検査を受けることをおすすめします。

外傷もなく痛みもないときには病院へ行かないことを選択する人もいますが、事故の衝撃は当事者が感じている異常に心身に大きなダメージを与えていることがあります。数日から数カ月でむちうち症などの頚椎捻挫や、自律神経のバランスが崩れたことにより起こる体調不良などもあります。

整形外科や脳外科などでレントゲン検査やMRI検査を受けてみたら、脳に出血などの異常が発見されたというケースもあります。見た目では分からない症状も多くありますので事故にあった被害者はもちろんのこと、事故を起こしてしまった加害者も必ず検査を受けておきましょう。

 

 


検査を早いうちに受けることも大切ですが、事故後の数日から数か月のあいだに起こる症状は交通事故との因果関係が疑われるため、しばらくは交通事故を受けたことを念頭に日々の体調チェックや経過観察を続けていきましょう。

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