自動車保険の最適な加入時期は？強制保険や任意保険に加入するタイミングまとめ！

自動車や二輪自動車、原付バイクを運転する人の加入が義務付けられている保険、それは「自賠責保険」です。強制保険とも呼ばれうる自賠責保険は、交通事故の被害者に対しての最低限の救済を目的とした制度であり、未加入で運転をすると懲役（１年以下）、または罰金（50万円以下）の対象となります。

そこで今回は、この自賠責保険をはじめ、任意の自動車保険に加入する最適な時期やタイミングについて紹介します。

 

自動車保険の最適な加入時期はいつ？

自賠責保険に加入するベストな日

強制保険である自賠責保険に加入するタイミングは「新車の購入時」や「車検を行うとき」といわれています。

自賠責保険の保険料は、新車を購入するときには車の購入費用の中に含まれていて、車検を受けるときには車検費用の中に含まれています。

加入する期間と車検期間は同じことが多いため、車検が３年であれば保険料は37カ月分を支払うことになります。

 

任意の自動車保険に加入するベストな日

自賠責保険とは別に、任意で自動車保険（任意保険）に加入するときのベストなタイミングは「納車前」といわれています。

自賠責保険に加入していれば自動車を運転できます。しかし、任意保険に入っていない状態で事故を起こしてしまうと、最悪の場合、損害賠償金などの支払いができないといった事態にもつながるので危険です。

また、ギリギリになって任意保険に加入したために補償開始日が納車日に間に合わず、数日間は保険なしの状態で運転せざるを得ないといったケースもあります。車を購入すると決めたときには、早めに保険会社に保険料や補償内容などの見積もりをお願いして、保険開始日が必ず納車日なるように設定しておきましょう。

 

 

任意の自動車保険の補償はいつからいつまで？

任意の自動車保険（任意保険）では、補償が開始される時期が違います。

 

【自賠責保険の有効期間】

自賠責保険の有効期間は、「保険の始期日の午前0時～始まり、有効期間の満了日の正午12時まで」です。

自賠責保険の継続契約をしたときは、「前回の有効期間満了日の正午12時～始まり、有効期間の満了日の正午12時まで」が有効期間となります。

自動車販売ディーラーや車検の担当者が保険の設定をしてくれるときには、保険期間についてもよく確認をしておきましょう。

 

【任意の自動車保険】

一方で、任意の自動車保険は一般的に「納車日を始期日」に設定します。

通常は、保険始期日の午後4時～補償が始まることが多いのですが、場合によっては時刻変更の要望にも応えてくれる保険会社もあります。納車日が決定したら必ず保険会社の担当者に報告をして、納車日から補償が受けられるように設定するようにしましょう。

 

 

強制保険の契約期間と車検について

新しく自動車を購入したときには、必ず強制保険である「自賠責保険への加入」が義務付けられています。

自賠責保険の契約期間は、車検の期間に合わせて加入するのが一般的です。

 

・自賠責保険の契約期間

新車購入の際は、最初の車検を3年後に行うため、単純に3年分の保険料を払えば良いように感じますが、実はそう簡単な話ではないのです。

車検の有効期間が満了するのは「満了日の夜24時」であるのに対し、自賠責保険の有効期間が満了するのは「満了日の正午12時」です。

このように、車検の有効期間の満了と自賠責保険の有効期間の満了の時間に細かい差が生じているため、自賠責保険は車検の有効期間よりも1カ月長い、「37カ月（3年+1カ月）」で契約をする必要があるのです。

 

・自賠責保険と車検

車検を通すためには、自賠責保険に加入していることが一つの条件です。自賠責保険が切れていると次回の車検を通すことができません。さらに、自賠責保険の契約単位は月単位のみということを覚えておきましょう。

 

 

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車を購入して、これから自分で車を運転しようとしている人は、自動車保険に関して他人事だと思っていてはいけません。親切なディーラーさんや保険会社であれば保険の更新月であることを事前に知らせてくれることもあるかもしれませんが、できれば車を運転するご自身で保険の期間や補償内容などをよく理解しておくことが大切です。

強制保険も任意保険もただ単にいつ加入しても良いといったような単純なことではなく、どちらの保険にも「最適な加入時期」というものがあるのです。今回紹介した内容を参考に良いタイミングで各種保険に加入して、安心して運転ができるようにしていきましょう。