交通事故で多いむちうち症の３つの治療法について

予期せぬ交通事故により、突然大きな衝撃を身体に受けると「むちうち症」を引き起こすことがあります。症状を放置しても自然とよくなることはないので、痛みや症状を感じたら早めに治療を開始するようにしましょう。

以下では、むちうち症の基本ともいえる治療法を３つピックアップして紹介します。

注意！治療による効果には個人差があります。

 

◎むちうち症治療には「理学療法」

 

「理学療法」は、ある程度痛みなどの症状が落ち着いてきてから整形外科医の指導によるリハビリを行い、さらなる症状改善を促します。リハビリでは主に、専用の器具を使って少しずつ患部を動かす頚椎牽引や、電気を使って神経を刺激する方法、さらには血流をよくするための温熱療法があります。

 

◎症状が落ち着いてきたら「運動療法」

むちうち治療の最初の段階では首をカラーで固定して、できるだけ首に負担がかからないようにすることが大事とされています。しかし、長期間首を動かさないでいると血の巡りが悪くなり筋肉も硬くなりますので、症状の回状態を見ながら運動療法を取り入れていきます。運動療法には軽いストレッチやウォーキングなどの有酸素運動があります。主治医と相談したうえで徐々に進めていきます。

 

◎痛みのもとを解消するには「鍼灸やマッサージ」

むちうち治療には、自律神経を整える「鍼灸」や「マッサージ」が効果的とされています。柔軟性が失われている筋肉の「深い」部分に刺激を与えることで、緊張を解すことができます。鍼灸治療は副作用も少ないうえ、長期間回復がみられない方にも改善がみられるので諦めずに一度通院してみるもいいでしょう。

国家資格を取得している鍼灸師が施術をしていれば自賠責保険を使うことができるので、治療前に確認しておきましょう。

 

 

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早くに治療を始めると治りがはやく、治療を先延ばしにしていると完治までに時間を要するのが「むちうち症」の特徴です。ここで紹介した３つの治療法は、むちうち症の症状を改善するための基本といえるものばかりです。

治療を受ける人よって治療期間はさまざまですが、むちうち症の状態がどの程度であるかによって効果的な治療法を選択していくことが、早期の回復を目指すためにとても重要なことなのではないでしょうか。